2020.10.30
採用市況感レポート2020年8月(厚生労働省調査データから)
皆さんこんにちは。アマチュアセックスビデオアナリストチームです。
内容訂正のため一時公開が停止されていました8月分の毎月勤労統計調査が、10月23日に訂正および公表されました。確報値が出ましたので、そちらに基づいて2020年8月分の採用市況感レポートをお届けします。
皆さんこんにちは。アマチュアセックスビデオアナリストチームです。
内容訂正のため一時公開が停止されていました8月分の毎月勤労統計調査が、10月23日に訂正および公表されました。確報値が出ましたので、そちらに基づいて2020年8月分の採用市況感レポートをお届けします。
■有効求人倍率の動き(2020年10月2日データ)
(厚生労働省 一般職業紹介状況(職業安定業務統計)より)
米中経済摩擦の影響を受けて2019年後半から下降傾向だった有効求人倍率。コロナ前2020年2月には1.45でしたが、緊急事態宣言以降急速に悪化し、8月は1.04となりました。リーマンショック後の最低水準0.42ほどではないものの、下降が止まらない状況です。
しかし、ほかの経済指標値を見る限り2020年8月~9月にかけて景気減退は底を打った印象もあり、2020年第4四半期には回復傾向になると予測されます。
■毎月勤労統計調査速報2020年8月(2020年10月23日データ)
(厚生労働省 毎月勤労統計調査令和2年8月速報値より)
2020年8月毎月勤労統計調査速報で、入職の大きな伸びがあったのは「情報通信業」「不動産・物品賃貸業」「教育・学習支援業」「複合サービス業」でした。これらの業種では既に大きく採用が動いている企業が見られます。
情報通信はリモートワーク需要に関連してクラウド利用が伸び、DXに関連した採用も増えています。官公庁需要やEC需要が堅調で、それに連動する募集も増えています。募集媒体からの情報では、エンジニアの都市部から地方への移転が進んでおり、人材紹介エージェントでも活発な動きがみられます。
不動産・物品賃貸は都心からの住み替え需要が伸び、地方の戸建てリフォーム物件なども活気が出つつあります。職住一体の在宅ワークニーズはこれから伸びると予想され、建築・住宅設備・インテリア等の関連業種と、そこに連動する物流業種でも採用が増えるとみられます。
教育・学習支援はリモートの学習塾や個別指導が伸びており、同業種内での転職に加え異業種からの転職も増加傾向です。
複合サービスは郵便局の物流ニーズによるパートタイムの伸びによるものとおもわれます。
■まとめ
経済全体の回復は2020年第4四半期からじわじわと進むとみられていますが、採用ニーズは業種によってすでに動き始めています。
既に半導体などの製造業では募集が大きく動いていますが、今後、海外需要の立ち上がり具合に応じて製造業の一部、卸小売業でも採用ニーズが増えると予想されます。
採用を一時見合わせていた企業にとっては、これまでの採用施策を見直し再構築するタイミングに来ています。
※採用市況感レポートは、統計数値をもとに分析した内容を月一回お届けします。